2010年04月10日

騎手になる夢があったから。

4月6日、栃木県那須塩原市。地方競馬教養センター入所式。

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愛弟子とも言える騎手班の2人、渡邊光くんと鴨宮祥行くんぴかぴか(新しい)

ジョッキー候補生として入所する2人の門出を祝うため、大西先生が駆けつけました。
前日にセンターの所長さんに許可をいただき、2人には内緒にしていました。

「明日入所式を迎えます。」
そう報告するために、前の日に大西先生に電話をかけた鴨ちゃんですが・・・。
先生はすでに寝てしまっていて(夕方6時ですが…)、話せなかったとのこと。


センターは携帯電話禁止。現金をもつことも許されないためテレカだけだそうです。
公衆電話が唯一、家族や友達と話ができる手段なのです。
ネットやメール、ゲームに音楽など、当たり前に携帯で情報を得ている現代っ子には想像できないでしょう。


「僕の頃には無かったし、規律が厳しいのも当然だと当時は思ってたからね。」

月に数度の外出日、お小遣いを貰ってお菓子を買いに行くのが楽しみだった馬事公苑時代。
お腹が空きすぎて馬のニンジンを盗み食いしたことも。
今ニンジンが嫌いなのは、その時に食べ過ぎたからだそう。
(確か、武豊騎手もそんなことを話していたと記憶しています。皆、同じですね。)


鬼のように厳しい教官に鍛えられた思い出も。
でも、その滅多に褒めない、怖い教官にボソッと言われた言葉。
「大西、上手くなったな。」
それを聞いた時に震えがくるほど感激したことも。
まるで昨日のように思い出されます。

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先輩候補生のモンキー騎乗を楽しそうに眺めます。
来年は光くん&鴨ちゃんが、モンキー乗りをする姿が見られるはず。

「この教養センターは、馬事公苑時代に見学で来た以来かな。意外と近いよね。」

北関東道が東北道につながったので、稲敷市の国際馬事学校から2時間弱で着いてしまう場所。
また来ましょうね。



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「また会いに来るから。」と声をかける先生に、「キツイけど頑張ります!」そう約束する2人。
再会を楽しみに、センターを後にしました。




最後に大西先生の言葉をそのまま。


辛いことがあっても、これを乗り越えれば絶対に騎手になれるんだ。
そう思えばどんなことでも耐えられる。
ここに入所できたということは、間違いなく騎手になれる道を歩んでいるのだから。


僕は騎手になることしか頭に無かったから、頑張れた。
頑張る、て言葉は好きじゃないけど。
だって。
頑張るというか、当たり前のことを当たり前にやってきただけ。
その当たり前のことを「すごく頑張った」なんて自分で言いたくないからね。

騎手になるための訓練が厳しいのは当然。
でも、それ以上の喜びが騎手にはある。
レースで勝利する快感は、騎手にならなければ味わえない最高のもの。
それを2人にも、いつか体験してもらいたい。



夢が大きければ大きいほど、努力は比例する。




posted by ニッシー at 14:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

春季合宿。

3月20〜22日、2泊3日の春季合宿が行われています。

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大西先生は、乗馬初心者の合宿生の乗馬レッスンを担当しています。
常歩(なみあし)〜速歩(はやあし)〜駈歩(かけあし)をひと通り経験し、馬のリズムを知ってもらいました。

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先生が調馬索でゆっくり進めてくれるので、安心してレッスンが受けられます。
その後は、合宿生の志望が騎手や厩務員ということで、特別にモンキー乗り体験もありました。


競馬好きなら一度はしてみたい、モンキー乗り。

でも、乗馬クラブなどの体験乗馬では、絶対にさせてもらえませんよね。
我が校でも、まだ未経験の生徒が多くいます。
クリスマスの特別レッスンを受けた2名しか経験していないような気が・・・。
モンキー体験をする合宿生を少し羨ましく思いますね。

モンキー乗りは、厩務員や牧場勤務を希望する生徒には必要なこと。
でも、まずは焦らず、一歩一歩確実に進んでいきましょう。
基礎がしっかり出来ていないうちは何もできませんから。

今やっている障害レッスンが一段落ついたら、イヤでも乗ることになります。
そうしたら毎日、誰かの筋肉痛の叫びがあちこちで聞こえるのでしょうね。
それもまた楽しみです。

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レッスンの最後にはリクエストで、大西先生の「モンキー乗りで走路3周」が見られました♪

普段のレッスンでは見られない、スピード感溢れる馬の走り。
もちろん全力で駈けてはいませんが、それでも迫力は十分です。
お手入れ中の生徒も、思わず手を止めて食い入るように見つめていました。

馬に極力負担をかけないよう考え出されたモンキースタイルは、実に軽やかに見えますね。
競馬と乗馬。
「馬に乗る」ことは同じでも、それぞれ全く違う魅力を持っています。




posted by ニッシー at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

生涯一度の韓国競馬

3月18日。
国際馬事学校に韓国馬事会の方々がいらっしゃいました。
視察メンバーの羅さんと大西先生は古い知人です。
先生が国際馬事学校の校長を務めていることを知り、ご連絡を下さったのです。

一通のメールから実現した13年ぶりの再会。
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出会いは1997年。
大西先生が韓国競馬に招待された際に、現地を案内して下さったのが羅さんです。

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これがその当時のお二人。先生も羅さんも、お若いですね〜ぴかぴか(新しい)



1997年9月28日 ソウル競馬場
・第6R・・・日本騎手招待競走(ダート1800メートル)
・第9R・・・JRAトロフィー(ダート1800メートル)


大西先生はこの2鞍に騎乗し、両レースで1着という素晴らしい成績をおさめました。

騎乗馬は抽選によって決まります。
メインである9Rレース出走メンバーには、とても成績の良い1番人気の馬がいました。
もちろんその馬に当たれば一番良いのですが。

「もしその馬以外なら、この馬に乗りたいなぁ。」

そう思っていたところ、抽選で決まったのが、その2番目に乗りたかった馬でした。
(その馬の名は失念・・・。)
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そしてレースでは圧倒的1番人気馬を下し、見事1着手(チョキ)(真ん中の赤い勝負服「11」ゼッケン)

これがその9R「JRAトロフィー」の優勝トロフィーです。
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今でも先生の自宅で、日本ダービーや皐月賞の優勝カップとともに輝いています。(一番左)
(あとジャパンダートダービー、皐月賞、東京優駿、切れてますが昭和55年度最優秀新人騎手賞)

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「第6回JRAトロフィー競走 勝利騎手」アップで見るとよくわかります。

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ウィナーズサークルでの1枚。確かにこのトロフィーですねひらめき

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頂いた記念品は、可愛いガラスのお馬さん♪ハングルが読めないのが残念ですたらーっ(汗)


26年間の騎手人生で、たった1度の韓国競馬。

慣れている日本の競馬場とは雰囲気も馬場も全く違い、新鮮だったようです。
しかも2戦2勝の戦績ですから、良い思い出しかありません。
機会があれば、今度は観客として観に行きたいですね♪






posted by ニッシー at 20:43| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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