と言っても、生徒に指導しているわけではありません。
神山先生にマンツーマンで指導を「受けて」いるのです。
「こぶしは、こう使って・・・。」お互い、かなり真剣ですね。今、教わっているのはハミ受けです。
馬場馬術競技などで馬が顎をグッと引いて、クビにつきそうなくらい曲げている姿。
あれをマスターしたいらしいです。
そのほうが全身の筋肉が使え、馬の運動には効果的だからです。
大西先生も当然、乗馬は馬事公苑(現在の競馬学校に相当)時代にみっちり叩き込まれました。
とはいえ「競走馬」の場合は、それほど頭が高くても問題視はされません。
競走馬は全力疾走で駆けるので、そのときに頭を下げて下を向いた姿勢では難しい。
クビを前に、前にと、グッグッと伸ばして走るので。
それにモンキー乗りと乗馬とは、脚の使い方なども含め、全く騎乗姿勢が違います。
ですから、今になり大西先生はその技術を身につけたくて神山先生にお願いしました

中央大学馬術部主将をつとめた経験を持つ神山先生。
学生時代は数多くの競技会に出場して、入賞もするほどの腕前です!
「そうです、その感じ。校長先生、飲み込みが早いですね

年上の大西先生に気を遣い、言葉を選びながらもピシッと的確なアドバイスを授けます。
でも、どんなに神山先生に褒められても、大西先生はほんの少しも納得していません。
う〜ん、頭が高くなってしまっていますね〜。
「全然、自分のモノにできない・・・


感覚で「こうかな?」というのが一瞬でもあれば、自分のモノにできるんだけど。
その僅かな感覚もまだ掴めない状態で、もどかしい様子。
あ、何となく出来そうな雰囲気・・・と、そう思った瞬間にまた崩れちゃう。
「駄目だ。自分で出来ているのかどうかもわからない。」
こればかりは感覚だから、言葉では伝えられません。
自分で納得できるまでとにかく挑戦、練習をして得るしかありませんよね。
しばらくは、こうしてマンツーマンレッスンを続けることになりそうです

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暑い日が続いて蝉までも一生懸命頑張ってますね。
大西さんが指導を受けているなんて何か新鮮です。
競馬を知らない人でも必死で努力すれば大西さんのようなダービージョッキーになれる可能性がある。国際馬事学校は本当に現実的で夢のある最高の学校ですね。
返事が遅くなり申し訳ございません・・・。
いつもありがとうございます!
暑い日が続きますが、幸い先生は夏バテすることなく元気です♪
大西先生は皆さんのコメントを楽しみにしているので、そのためには、もっと記事を増やさないといけませんね。
猛省しております。